発達障害の就労ますます困難化
新型コロナの蔓延以前から、発達障害の就職は困難な物がありました。現在のほとんどの仕事において、発達障害は困難を生じるためです。
政府は障害者雇用率の引き上げなどを謳っていますが、多くの企業や公官庁は嫌々やらされている感じです。

実際に、障害や雇用率の水増しなど不正行為が日本各地で見られています。どうしても嫌で経済的なメリット薄いのが障害者雇用の実態なのではないでしょうか?
中でもトラブルが起きやすく、予想が付きにくい発達障害者を受け入れるところは非常に少ないと思います。
更にコロナ不景気が更なるダメージを与えてきます。今後どうすればいいのでしょうか?
世界経済フォーラムで「反発達障害」の流れ
2016年1月にスイスのダボスで行われた「世界経済フォーラム」において「2020年に必要なスキルのランキングトップ10」が発表されました。
※ 参 照
順位 | スキル |
---|---|
1 | 複雑な問題解決力 (Complex Problem Solving) |
2 | クリティカルシンキング (Critical Thinking) |
3 | 創造力 (Creativity) |
4 | マネジメント力 (People Management) |
5 | 人間関係調整力 (Coordinating with Others) |
6 | 情緒的知性 (Emotional Intelligence) |
7 | 決断力 (Judgement and Decision Making) |
8 | サービスディレクション力 (Service Orientation) |
9 | 交渉力 (Negotiation) |
10 | 認識の柔軟性 (Cognitive Flexibility) |
トップ10全てが「発達障害者の苦手としている能力」だと言えます。
ここ近年、いわゆる「反発達障害」の要素を求める流れは続いています。大手企業などはそのようなの人材を欲しがっている訳です。
ということは、発達障害やその傾向がみられる人を大手企業やベンチャー企業は欲しがらないという事です。
ですので、いくら就職活動を頑張っても実らない訳です。
正規ルートの就職は早い段階で諦めろ
これらの事から、正規のルートで行くのはあきらめた方が良さそうです。正規のルートとは小学校から高校・大学まで、健常者と同じ道を進むことです。しかし、これで無事に東大などのハイレベル大学に行ったとしても、入社できないか入社しても適応できず退職せざる負えなくなる訳ですね。
既に門は閉ざされている。
という事を理解しておくべきです。
一般の就労は困難を極めます。
まず、就職試験で健常者たちと競い合わないといけませんのでその段階で無理が生じます。辛うじて、就職できたとしても無理な要求を突き付けられるか、人間関係のトラブルでやめる羽目になります。もしくはブラック企業であったりするかもしれません。
発達障害者がとるべき進路
つまり、発達障害者がとるべき進路は
1.福祉を使う
2.起業する
1.福祉を使う
私自身も一般の就労は不可能でした。
非正規であってもまともな面接にすらならずに終わることがほとんどです。他の発達障害の方についても同様の事が言えると思います。もし、採用されたとしても明らかな「ブラック企業」だったりします。
就業だけでなく、生活面でも福祉を活用する事は必須だと思います。
2.起業する
これも実は多いです。
発達障害関連の書籍を出したりイベントをしたりなどなど活躍しておられる人もいます。
中には発達障害とは全く関係のない分野で活躍している人もいます。
近年、企業のハードルが下がりつつあるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
私自身もブログ配信などで少なからず収入を得ています。
おすすめの発達障害の就労支援リスト
今後無駄な努力をするべきだろうか?
進学は大金がかかる物です。その上、困難な事も多いです。
もちろん、勉強が好きなら発達障害であっても進学して学ぶべきだと思います。
ただ、就労は少し考えてください。周りの学生のように就職する事は困難です。
私の知人ですが、必死で勉強して国立大学を卒業したのに就職できなかった人がいます。病院で受診したところ発達障害が見つかったという事でした。
これからの時代、学力だけでは就職を勝ち取ることは難しい訳です。
仮に学校の勉強に問題がなくても、発達障害の傾向があるのなら何らかの対策を施してくださいね。
「すでに門は閉ざされている。」という事を考えつつ、進路選択してくださいね。