発達障害支援/正反対体質の当事者が隣同士になる
まず初めに言っておきますが、発達障害には聴覚過敏な当事者もいれば、音が全く気にならないという人物もいます。
正反対の人間同士が同じ「発達障害」という名前の元で、共同生活を強いられる事もよくあります。
私自身も全く正反対の当事者や非常にやり難い当事者と同じ職場で仕事した経験があります。
今、世間一般で取り上げられている障害者問題のほとんどは、障害者対健常者です。
でも実際には障害者同士のトラブルの方が圧倒的に多いです。
当事者は健常者より当事者に合う機会が多い為です。関連する人間関係によるトラブルは自然と増える訳です。
福祉施設では当事者同士がトラブルになるケースは非常に多いです。障害者対健常者なら、健常者の方が折れるなどして問題が解決する事も多いです。
しかし、障害者同士になると泥沼化する事も多いです。
軽度や重度といった問題や症状などから一緒にすると、組織を揺るがす大問題に発展する事もあるのです。
私自身の経験からその辺りを深掘りしてお話ししたいと思います。
● 発達障害支援はこちらです。障害者同士の問題についても十分に対応してくれます。





困る支援者/退職増につながるのか?
先ほども述べた通り、正反対の当事者を同じ学校や職場で配置するとなると大きなトラブルが発生します。
特に発達障害や精神・知的系の障害の場合、組織の存在を揺るがす大問題に発展します。小さな民間企業なら潰れてしまう可能性もあります。
現に、超活発で喋りまくりのタイプとほとんど動かず喋らないタイプが隣同士という事もあります。
そうなると、支援する人にかかる負担は計り知れないものになりますね。
私自身も配置換えを訴えた経験をしています。
発達障害支援において、環境整備の問題は非常に重要な事です。
当事者のなかでも配置には十分に注意してください。
障害症状などから、一緒にすると大問題に発展する例は多くあります。
世間一般には出ていませんが、私の知っている限りでは多くあります。
障害当事者同士の間を取り合う事が出来ず、退職した人もいます。
なので、この問題に関しては慎重にやりましょう。
人間関係に関する本は様々ありますが、この本は特におすすめです。しかもメンタリストDAIGOさんが書かれた本です。
「トモダチ」は、たくさんいらない! !
あなたに必要なのは、「30人」とのつながり!
人間関係は「選択」と「カット」で
より充実したものになる。
という内容です。発達障害でなくても人間関係に悩む人はぜひ読んで欲しい1冊です。



当事者同士のトラブルの難しさ

発達障害の当事者が2人以上いる場合は要注意ですね。
実際にかち合わないようにシフトを組んだりする例もあるくらいです。
障害者同士のトラブルはマスコミなども報道しませんし、あまり触れたくない要素だと思います。
ただでさえトラブルになりやすいのが障害者関連問題です。
それが、2人以上居て、それとそれの関係という事になると非常に難しいと思います。
しかし、十分に知識も持ってすれば何とかなることもあります。時間帯で業務を分けて、両者がかち合わないように工夫する例もあります。
支援者は当事者の障害特性を冷静に捉え、合理的な判断をするように心がけましょう。
それと、人権や差別にこだわる必要はありません。
この人とこの人は一緒にするべきではないというのは差別ですが、支援上仕方がない事です。
障害者関連問題と言うと「人権だ」「差別だ」と騒ぐ人も多いですが、快適な支援をするためには何が必要なのか?それを考えることが最も重要です。