ヨーロッパ諸国は病原菌によって植民地を拡大していた。
かつて、ヨーロッパ諸国がアフリカやアメリカ大陸そしてアジアを植民地にしていった事は皆さんもご存知と思います。歴史の授業でヨーロッパ諸国は当時最先端の技術(蒸気機関など)を持っていたから、他の大陸の先住民を圧倒出来たと習いました。
しかしそれは少し違ったようです。下記の本に詳しく書かれています。
銃・病原菌・鉄 ―1万3000年にわたる人類史の謎
ヨーロッパが植民地を拡大できたのは銃だけではない
確かに、ヨーロッパ諸国は銃を持っていたから、当時圧倒的な強さを誇ったのは事実かもしれません。しかし、それだけだったら現地民にも普及してしまいますので、植民地拡大という事にはならないでしょうね。現に日本では戦国大名などが競い合うかのように火縄銃を導入しました。
それでは、なぜこれだけ植民地を拡大できたのかというと、「病原菌」なのです。
植民地拡大は農業からはじまる。
ヨーロッパ大陸は気候的に農業に適していました。それにより食料を確保するのに困らなくなったのです。
それと家畜などを飼うのには最高の環境でした。もちろん、豚や鶏や牛などは沢山の病原菌(現在で言う、豚コレラや鳥インフルエンザなど)を持っています。そのため、当初は家畜の病原菌で亡くなるヨーロッパ人もいたようです。しかし、病原菌に抵抗力のついたヨーロッパ人は生き残っていくわけですよね。こうして、ヨーロッパ人たちは病原菌に抵抗力をつけていったのです。
農業で食に困らなくなったのと病原菌に対して抵抗力を持ったことでヨーロッパの人口は急増しました。
一方でアフリカなどは農業に成功しませんでした。(これも気候などが影響しています。)なので、彼らは病原菌に抵抗を持つことが出来なかったのです。
となると、病原菌に抵抗力のあるヨーロッパ人が他の大陸に病原菌を持ち込むとどうなるでしょうか?現地の人たちは病原菌により死んでしまいますよね。ヨーロッパ人は抵抗力がついているので何ともありません。(もちろん病原菌は体内に付着していることも多いので簡単に持ち込めるわけですね。)
ヨーロッパ諸国が植民地を拡大できた最大の理由は病原菌への抵抗力だった。
今は中国からの病原菌で死者が出ている。
今は、これとは逆の状況になっている訳ですよね。中国からの新型コロナという名の病原菌が欧米に持ち込まれて多数の死者が出ている訳です。人口が中国の10分の1にも満たないヨーロッパの国で中国よりも多い死者数が出るほどです。
まるで、ヨーロッパ諸国が世界各地を侵略した時の様ですね。

【グローバリズム】 において人・物・お金・病原菌はセットである。
「グローバリズム」と言いますが、「人」・「物」・「お金」が動くならそれに伴い「病原菌」も動くわけです。グローバリズムを考えるのならこの4つは絶対にセットなのです。切り離すことは不可能です。
かつて欧米列強が世界各地を侵略した時、銃で死亡する現地人よりも欧米人により持ち込まれた細菌にとって死亡する現地人の方が多かったとされています。🥶
— 🌸きょくじつさん@愛国・ブログ配信 (@kyokujitsu_256) March 29, 2020
つまり、細菌の持ち込みという「グローバリズム」により植民地になってしまったわけです。https://t.co/7Rhmg3pt7i
グローバリズムにおいて「人」・「物」・「お金」・「病原菌」はセットである。この4つを切り離すことは出来ない。